追憶ブログ

こんなことがあったと過去を振り返ったり、思うことを書いていこうと思います。多少なりとも暇つぶしくらいになれば幸いです。

今年の夏と去年の春と

久々の投稿です。
読んでいただいてる方には感謝をしたいと思います。

そろそろ夏も終わりに向かう時期ですね。とりあえずここまでの夏はいかがでしたか?楽しかった人もいれば、そこまで楽しくなかった人もいるかと思います。僕にとって夏のイメージは、そんなに良いものではありません…


夏といえば、部活動をしていたせいか体力や耐力を付けるために「走り」というものが追加されます。
これが何よりキツイものです。キツイことではないのですが、もう1つある夏の強いイメージがあります。それは夕暮れ時やふとしたときに感じる「夏限定の虚無感」というのが1番近い表現だと思います。なんだか遠くで虫が鳴き、まだぼんやりと明るい外、そんな中でふとした時にぽつーんと心の中が空になる時があります。何とも言えない感じ。まるでその時だけ異空間にいるような。僕はこれが嫌いなわけではないですがそんなに好きでもないのです。ですが、そんなことは夏になれば毎回あること。今年の夏は少し違いました。8月23日、家の人はみんな出てしまい、自分一人で家にいたとき午前中は映画を見ており特に何もなく普通に過ごしていました。その日の午後、なんだか体調が優れないように感じて家で休んでいると、知り合いに誘われ外に出た。その時は体調の悪さは感じなかったけど、なんとなく違和感があった。そのうち知り合いに「具合でも悪いの?」と聞かれた。「うーん」と気の抜けた返事を返した時に気づいた、全く感情がこみ上げてこないことを。なんだか、体と意識が分離しているように感じた。喜怒哀楽がなくなり、思考も停止。知り合いいわくその時の私は、全く笑わなかったとか。


幽霊にでも取り憑かれたのかと思うくらいに静かだった。ただただ静かだった。少し経ってから、ふと思い出したことがあった。そういえば去年の春も同じようなことがあったと。思いたって色々と調べてみると、私は一時的に軽い離人症になっていた。離人症精神障害の1つで、そんなことを言うとやばいことのように聞こえるかもしれないが、非常に軽度で、正しくは「離人症のようなもの」と言ったほうが正しいだろう。なんの拍子になったのかはわからないが、あまり良いものではなかった。去年の春は更に強く、私自身を「演じている」状況だった。感情も本物がどうかわからなくなった。夢の中にいるような気がしており、意識が体に追いついていなかった。現実感もなく、ただフワフワとしていた。ちょうど授業で離人症のことをやらなければもう少し悪化していたかもしれない。


今はもう回復しており、なんの障害もなく普段通りの生活が続いている。去年の春も今年の夏も、自分でまだ制御できる範囲だったので良いが、今後どうなるか少し不安である。みなさんも離人症には気をつけて下さい。